猫爪とぎ板は、猫を飼うなら必ず一つは準備したいアイテムです。バリバリ爪をといでストレスを発散したり、自分の存在をアピールしたり、爪とぎは猫本来の習性。無理にやめさせようとすれば、猫にとっては大きなストレスになります。
猫にストレスを与えることなく、大切な家具や家を守るために猫爪とぎ板を活用しましょう。
今回は、猫爪とぎ板の基本情報や種類、選び方についても詳しくご紹介します。大切な猫ちゃんに合う猫爪とぎ板を見つけてくださいね!
猫爪とぎ板の基本情報
猫の爪とぎ板の基本情報として押さえておきたいのは、猫は何のために爪とぎをするのか?ということ。
マーキング、ストレス解消、飼い主へのアピールについて、順番にご紹介します。
マーキング
猫の爪とぎには、マーキングの意味もあります。猫の肉球にある「臭腺」から出る匂いをこすりつけて「ここは自分の縄張り」と主張しているのです。爪とぎするときは、なるべく背伸びをして高い位置に爪痕を残します。「自分は大きくて強い」ことをアピールする狙いもあるようです。
ストレス解消や気分転換
猫は強いストレスを感じたときに、爪とぎをします。猫本来の習性である爪とぎをして、高ぶった気持ちを落ち着かせているのでしょう。遊んでいてうまくいかないときやケンカして負けたときに、バリバリ爪をとぐ姿はよく見られます。
飼い主へのアピール
飼い主にかまって欲しい気持ちを、爪とぎでアピールする猫もいます。あなたが近くにいるときにバリバリしていたら「遊んで」「僕を見て」というサインかもしれません。
猫爪とぎ板とは
猫爪とぎ板は、猫の鋭くとがった状態の爪を維持するためのアイテム。もともと狩りをする動物だった猫にとって、爪は獲物を捕らえたり、護身のために必要なものです。
爪とぎすることで表面の古い爪をはがし、鋭い爪を維持しています。
猫爪とぎ板には、形状や素材などさまざまな種類が販売されています。
例えば段ボールや木製、麻などです。何種類かを部屋のあちこちに置いてあげるのもいいかもしれません。猫自身で好みの爪とぎを見極めて使うようになるでしょう。
猫爪とぎ板の種類
猫爪とぎ板は段ボール、麻、木製、カーペットの大きく4種類あります。それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
猫に優しい段ボールは種類豊富で選びやすい
もっともポピュラーな猫爪とぎ板といえば、ダンボール素材のもの。古くなった段ボールの処分も簡単で、取り替えやすい素材です。ただ爪とぎで出る「とぎカス」は多めです。
力いっぱい爪とぎしても壊れにくい麻
段ボール製の猫爪とぎ板と並び、広く知られているのが麻の爪とぎです。キャットタワーの柱部分についているのもこれ。「とぎカス」が少ない反面、麻独特の匂いが苦手な猫もいます。
高級感と耐久性を兼ねそなえた木製
野性の猫が木で爪とぎをするように、木製の猫爪とぎ板も人気です。「とぎカス」が出にくいため、思い切り爪とぎをさせてあげられます。
丈夫で長持ち!カーペット好きの猫におすすめ
段ボールや麻の爪とぎをあまり好まない猫におすすめなのが、カーペット素材の猫爪とぎ板です。「とぎカス」は少なめ、丈夫で長持ちします。
猫爪とぎ板の使い方
猫爪とぎ板は、なるべく家の中にいくつか用意してあげます。最初のうちは猫爪とぎ板で爪とぎするように、誘導してあげることも大切です。
慣れるまで猫爪とぎ板の前まで連れていってあげましょう。それでも触ろうとしないのであれば、前足を持って触らせてあげます。
猫爪とぎ板から自分の匂いがするようになると、猫の警戒心も薄れるはずです。
注意したいのが、失敗しても強く叱らないこと。爪とぎは猫の習性なので、叱られると大きなストレスになります。
それどころか「爪とぎをすると飼い主がかまってくれる」と勘違いさせる可能性も。失敗しても冷静に、そっと爪とぎ板へ誘導してあげましょう。
猫爪とぎ上手にするしつけ方
猫爪とぎ板は、なるべく家の中にいくつか用意してあげましょう。最初のうちは用意した猫爪とぎ板で爪とぎするように、誘導してあげることも大切です。
猫が好む配置場所を探す
猫が普段どういう場所で爪とぎをしているか観察しましょう。柱なのか床なのか、ちょっとした行動に猫の好みが表れます。好みの場所が分かったら、すかさず猫爪とぎ板を設置して。そこで爪とぎをしてくれたら、たくさん褒めてあげましょう。
猫の匂いをつけてあげる
猫の嗅覚は人間の数十万倍鋭いと言われています。猫が爪とぎ板に近づかないのは、匂いがなく警戒しているからかもしれません。マタタビやキャットニップを使って誘導してもOKです。
猫爪とぎ板の選び方
次に猫爪とぎ板の選び方ですが、押さえておきたいポイントは次の4つです。
- 爪とぎしやすい安定性
- 猫の爪とぎに負けない耐久性
- 長持ちだと買い替えの負担が軽くなる
- 設置も移動もしやすい軽さ
それぞれ詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
爪とぎしやすい安定性
猫爪とぎ板は、安定性があるかどうかも大切なポイントです。爪をとぐときに動いてしまう爪とぎ板は、扱いにくさを感じて使わなくなる可能性があります。
猫のパワーに負けない耐久性
耐久性の高い爪とぎ板を選ぶと、長く使えるのでおすすめです。破損する心配が少なく、猫も思いっきり爪とぎができます。
長持ちだと買い替えの負担が少ない
猫爪とぎ板は、長持ちするものを選びましょう。長持ちしてくれる爪とぎ板なら、買い替えや交換の手間も少なくなります。
設置も移動もしやすい軽さ
重すぎる猫爪とぎ板は、避けたほうが無難です。設置するのも移動するのも大変です。大きさや高さがあって重い場合は、しっかり固定しましょう。地震などの揺れで倒れるようなことがあれば、あなたも猫もケガをする可能性があります。
猫爪とぎ板を使用時の注意点
1.区別しやすい素材を選ぶ
猫爪とぎ板を選ぶときは、自宅の壁や家具と違う素材のものを選びましょう。同じ素材を選んでしまうと、猫は区別ができません。
2.定期的に取り替える
猫爪とぎ板の素材に関わらず、定期的に取り替えましょう。とくに段ボールなどの柔らかい素材は、劣化もしやすいので注意が必要です。
猫爪とぎ板の体験談
おすすめの猫爪とぎ板は「猫壱(necoichi) バリバリボウル」です!ダンボール素材で猫にも優しい、デザインもおしゃれで部屋にあっても浮かないという理由で選びました。
Amazonではベストセラー第1位、レビュー数は5,000以上の人気商品です。
猫壱バリバリボウルのおすすめポイントはシンプルに見えて、実はすごく猫思いなところ。不純物を一切含まない100%紙だけを使った安心素材で、猫が嫌がる匂いもしません。「とぎカス」が出にくいのも、飼い主としては助かります。ボロボロになったら爪とぎ部分だけ購入できて交換作業も簡単、お財布にも優しい猫爪とぎ板です。
猫爪とぎ板で失敗したのは、猫爪とぎ板に慣れさせようとして使用した「マタタビ」。量の加減が分からず、興奮しすぎた猫2匹対1人で大変なことになりました。マタタビを使うときは、様子を見ながら少しずつにしましょう。
猫爪とぎ板の価格帯
猫爪とぎ板の価格帯としては、2,000円〜10,000円の間が主流です。
安いものを探している方は段ボールタイプの取り換え可能なものを選びましょう。
最初に本体を購入するときだけ3,000~4,000円くらいしますが、2回目以降の取り換え用は安く購入できます。
最近人気の壁や柱に設置するタイプは、5,000円以上のものが多いです。無垢素材を使っていたり、デザインがおしゃれなものも多いので、お部屋の雰囲気を壊したくない人におすすめです。
猫爪とぎ板のおすすめ10選
ここからは、おすすめの猫爪とぎ板を10位から順番にご紹介します。
10.ミュー(mju:) 猫用おもちゃ ニャンコロビー サークル
ミュー(mju:) 猫用おもちゃ ニャンコロビー サークルの仕様・製品情報
サイズ | 34×34×5.5cm |
ブランド | ミュー(mju:) |
素材 | 段ボール |
形状 | 平面サークル型 |
ミュー(mju:) 猫用おもちゃ ニャンコロビー サークルをおすすめする理由
- 猫がひとり遊びできる
- 遊びながら爪をとげる
- 遊んだあとはくつろげる
ミュー(mju:) 猫用おもちゃ ニャンコロビー サークルの評価とレビュー
くるくるまわるボールに猫も夢中!愛猫専用の爪とぎ付きおもちゃ
この猫爪とぎ板の特徴は、おもちゃと爪とぎ板が合体していること。コロコロボールで遊びながら、爪をとげる優れもの。3つのボールには鈴とキャットニップが入っており、猫も夢中になること間違いなしです。
9.Aibuddy 爪とぎ
Aibuddy 爪とぎの仕様・製品情報
サイズ | 45×25.4×19cm |
ブランド | Aibuddy |
素材 | 段ボール |
形状 | 斜め型 |
Aibuddy 爪とぎをおすすめする理由
- 思う存分爪とぎができる
- 強化段ボールだから長持ち
- ベッドのようにくつろげる
Aibuddy 爪とぎの評価とレビュー
猫が喜ぶL型爪とぎ!強化型段ボールで耐久性もバツグン
この猫爪とぎ板の特徴は、猫にうれしい斜め設計の猫爪とぎ板という点です。強化段ボールでできているので、力いっぱい爪とぎしても大丈夫。両面仕様なので、使わないときは裏返
8.マルカンどこでもツメとぎタワーS
マルカンどこでもツメとぎタワーSの仕様・製品情報
サイズ | 55×30×30cm |
ブランド | マルカン |
素材 | 麻ひも×カーペット |
形状 | 7.タワー型 |
マルカンどこでもツメとぎタワーSをおすすめする理由
- 麻ひも×カーペットで飽きない
- ネズミのおもちゃに大喜び
- 組み立ても簡単!
マルカンどこでもツメとぎタワーSの評価とレビュー
ネズミのおもちゃに大興奮!麻とカーペットの両方楽しめる
この猫爪とぎ板の特徴は、麻ひもとカーペット両方の爪とぎが楽しめることです。飽きずに楽しく爪とぎができます。それぞれネジを閉めるだけで、組み立ても簡単です。
7.猫爪とぎボード
猫爪とぎボードの仕様・製品情報
サイズ | 25×45×5cm |
ブランド | MIAO XIAN ER |
素材 | 段ボール×木材 |
形状 | 平面床置き型 |
猫爪とぎボードをおすすめする理由
- 吸盤付きで壁や窓にも設置可能
- 木製の枠で見ためもおしゃれ
- またたび付きで慣れやすい
猫爪とぎボードの評価とレビュー
吸盤付きだから好きな場所に設置可能!シンプルデザインがおしゃれ
この猫爪とぎ板は、いろんな置き方ができるのが特徴。4つの吸盤付きで平置きも、壁や窓にも設置可能です。木枠付きで見ためもおしゃれ、インテリアにも違和感なく溶けこみます。
6.ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリサークル
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリサークルの仕様・製品情報
サイズ | 37×37×14cm |
ブランド | ミュー(mju:) |
素材 | 段ボール |
形状 | 平面サークル型 |
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリサークルをおすすめする理由
- すっぽり丸くなってくつろげる
- 底面と側面でとぎ心地が変わる
- とぎカスが飛び散りにくい設計
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリサークルの評価とレビュー
内側はすべて爪とぎ仕様。すっぽり丸くなってくつろげる!
この猫爪とぎ板の特徴は、猫がくつろげるように開発されたデザイン。すっぽり丸くなっておさまるように、高さがあります。底面が硬め、側面が柔らかめのとぎ心地で飽きさせません。
5.Lartisan 猫爪とぎダンボール
Lartisan 猫爪とぎダンボールの仕様・製品情報
サイズ | 43×21.5×15cm |
ブランド | Lartisan |
素材 | 段ボール |
形状 | 平面床置き型 |
Lartisan 猫爪とぎダンボールをおすすめする理由
- 9.丈夫でとぎやすい二層構造
- 10.猫が好むカーブ付きM型
- 11.お得な3個セット
Lartisan 猫爪とぎダンボールの評価とレビュー
一台で3役!爪とぎしてもよし、遊んでもよし、ベッドにもなる
この猫爪とぎ板の特徴は、丈夫で研ぎやすい二層構造という点。高密度の段ボールを使っているから、猫の肉球にも優しいです。独特のM字型が猫の曲線にもぴったりフィット。3個セットだから、部屋中に設置可能です。
4.ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリウォール
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリウォールの仕様・製品情報
サイズ | 4.35×32×70cm |
ブランド | ミュー(mju:) |
素材 | 段ボール |
形状 | 縦型 |
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリウォールをおすすめする理由
- 猫が立ったまま使える
- 壁面も平面も爪とぎできる
- とぎカスが飛び散りにくい設計
ミュー(mju:) 爪とぎ ガリガリウォールの評価とレビュー
壁面設置型スタンディングタイプだから背伸びして爪とぎできる
この猫爪とぎ板の特徴は、猫が背伸びした状態でも爪がとげること。平面部分も爪とぎ板になっているので、猫の好みに対応します。とぎカスが飛び散りにくい設計で、掃除も楽ちんです。
3.猫壱(necoichi) バリバリボード(2つ折りタイプ)
猫壱(necoichi)バリバリボード(2つ折りタイプ)の仕様・製品情報
サイズ | 70×38×36cm |
ブランド | 猫壱(necoichi) |
素材 | 段ボール |
形状 | 縦型 |
猫壱(necoichi)バリバリボード(2つ折りタイプ)をおすすめする理由
- 2つ折りタイプだから移動が楽
- シンプルでかわいいデザイン
- 予備の保管用にもおすすめ
猫壱(necoichi)バリバリボード(2つ折りタイプ)の評価とレビュー
安定感バツグン!持ち運び&保管もしやすい猫爪とぎ板
この猫爪とぎ板は、猫壱で人気のバリバリボード「2つ折り」タイプ。梱包サイズが小さいため持ち運びしやすく、予備の猫爪とぎ板として保管も楽ちんです。通常タイプとサイズはほぼ変わりません。
2.necoro(ネコロ)猫壱 バリバリベッドM
necoro(ネコロ)猫壱 バリバリベッドMの仕様・製品情報
サイズ | 43×22×9cm |
ブランド | necoro(ネコロ) |
素材 | 段ボール |
形状 | 平面置き型 |
necoro(ネコロ)猫壱 バリバリベッドMをおすすめする理由
- 猫の体にフィットする形状
- 表裏2つのデザインを楽しめる
- 3サイズから選べる
necoro(ネコロ)猫壱 バリバリベッドMの評価とレビュー
猫がいつまでもいたくなる心地よさ。快適爪とぎベッド
この猫爪とぎ板の特徴は、絶妙にカーブしたその形状。猫の体にフィットするため、ずっといたくなる心地よさです。両面使える仕様で、片面がボロボロになっても簡単に交換できます。猫の体格にあわせてサイズを選べるのもうれしいポイントです。
1.猫壱(necoichi)バリバリボウル
猫壱(necoichi)バリバリボウルの仕様・製品情報
サイズ | 4.40×40×12cm |
ブランド | 5.猫壱(necoichi) |
素材 | 6.段ボール |
形状 | 7.平面サークル型 |
猫壱(necoichi)バリバリボウルをおすすめする理由
- 直径40cmの大きめサイズ
- すり鉢型で猫の体にフィット
- 交換できるから経済的
猫壱(necoichi)バリバリボウルの評価とレビュー
猫のやわらかい体にぴったりフィット!のびのび使える大きめサイズ
この猫爪とぎ板の特徴は、直径40cmの大きめサイズ!小さめの猫なら2匹一緒に、大きめの猫でものびのび使えます。優しいカーブのすり鉢型で、猫の丸い体にぴったりフィット。抜群の寝心地で、爪とぎ板としてもベッドとしても活躍します!
まとめ
この記事では、猫爪とぎ板の基本情報や選び方、人気おすすめ10選について詳しくご紹介しました。
猫爪とぎ板を選ぶときに大切なポイントは猫が爪とぎがしやすい安定性と猫のパワーに負けない耐久性、そしていかに長持ちしてくれるか、でしたね。
この記事を参考にして、ぜひあなたと、あなたの愛する猫にぴったりの猫爪とぎ板を見つけてくださいね。