ひと昔前は各家庭に1つはあったであろう砥石。しかし、今は砥石がどういうものかすら知らない方が多くなってきました。
砥石とは、包丁が切れなくなってきた時に砥石で包丁を研ぐことで、包丁の切れ味が良くなるアイテムです。
砥石を持っておくととても便利なので1つは持っておきましょう。
今回はおすすめの砥石もご紹介しているので、参考にしてください。
砥石に関する基本情報
砥石を使用することで包丁の寿命を延ばすことができます。また、状態のいい包丁を使うことが料理のしやすさに繋がりますし、力が入りすぎないので怪我の危険性も減るのです。
ここでは砥石についてわかりやすく説明しますので、ぜひ砥石の魅力を感じて下さいね!
- そもそも砥石って?
- 砥石の基本的な使い方
- 砥石の価格帯
そもそも砥石って?
同じ包丁を使い続けていると、切れ味が悪くなってきます。そのような時に活躍してくれるアイテムが「砥石」です。
切れ味の悪くなった包丁を砥石できちんと研ぐことによって切れ味が復活します。
また、切れ味が悪くなくても砥石を使って定期的に包丁のケアをすることによって包丁を長く使うことが出来るのです。
というのも、切れ味が悪いと力が入ってしまうので、そのような余分な力が包丁に加わらないということが、包丁を長持ちさせる大きなポイントになるからだと言われています。
砥石の基本的な使い方
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STEP.1砥石が滑らないように雑巾や濡れタオルの上に置きます。
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STEP.2砥石をしっかりと水で濡らします。
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STEP.3包丁を砥石の上に置いて刃の方に手を添えます。
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STEP.4少し力を入れながら包丁を動かし研いでいきます。
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STEP.5バリができるので裏返して円を描くように研ぎバリを取っていきます。
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STEP.6バリが取れたらはじめと同じように刃に手を添えて包丁を動かし研いでいきます。
この流れを数回繰り返すことによって、包丁の刃が均等になり切れ味がとても良くなります。
砥石の価格帯
砥石の相場は安いものだと1,500円~高いものだと4,000円程します。
価格も大切ですが、使いやすさや収納のしやすさを考えた上で購入をしましょう。
価格の幅が広いので、自分の用途に合ったものを選んで下さいね。
砥石の選び方
砥石はいろいろな種類があるのですが、選ぶポイントを知っている方は少ないです。
あなたに合った砥石を見つけるにはどのようなポイントを大切にしたらいいか、考えながら見ていきましょう。
- まずは研ぐ包丁の種類を確認!
- 番手を確認しよう!
- 砥石台がついていると便利
まずは研ぐ包丁の種類を確認!
砥石を選ぶ前に、あなたが持っている包丁はステンレス包丁なのか?セラミック包丁なのか?を確認してください。
包丁によっておすすめの砥石が変わりますので、まずは包丁の種類を確認しましょう。
それぞれどのような砥石が適しているのか、順番にご説明します。
ステンレス包丁
ステンレス包丁の場合、おすすめの砥石の種類は柔らかめになります。
しかし、ステンレス包丁自体がとても柔らかい包丁になりますので、硬い砥石だったとしても研ぐことができるはずです。
ですので、ステンレス包丁の場合はそこまで砥石の種類を重要視しなくても大丈夫です。
ただ、普段柔らかめの砥石を使っている方が硬い砥石を使う際には力の入れ具合などの感覚が少し違う様に感じますので、新しい砥石を使う際にはいつも以上にゆっくりと丁寧に行うようにしてください。
セラミック包丁
セラミック自体がとても硬いものなので、セラミック包丁の場合はダイヤモンド砥石でなければ綺麗に包丁を研ぐことができません。
ステンレス包丁に比べてセラミック包丁を研ぐことは難しいので、セラミック包丁を研いだことがないのであれば、包丁を研いでくれる業者などに頼むことをおすすめします。
慣れていない方が研いでしまうと刃先が欠けてしまう可能性もありますので、その危険性も考えた上で砥石を購入するか考えましょう。
また、フードプロセッサーに関する記事もおすすめです!
【最新版】フードプロセッサーの選び方と人気おすすめ10選|ミキサーとの違いについてもご紹介!番手を確認しよう!
砥石を購入するうえで「番手」を確認することも大切です。
番手というのは砥石の粗さを表した数字になります。
そのため、砥石は
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荒砥石
中砥石
仕上げ砥石
の3つに大きく分けられているのです。
数字の表示の仕方は「♯3000」というように表示されており、数字が大きくなればなるほど包丁を綺麗に研ぐことができます。
そのため、もし刃が欠けていたりするのであれば荒砥石で研ぎ、ある程度刃を綺麗にすることが出来てから仕上げ砥石で研ぐようにしましょう。
このように包丁の状態に合わせて砥石の段階を踏むことで綺麗に包丁を研ぐことが出来るのです。
砥石台がついていると便利
砥石が滑らないように砥石台がついているものもあります。
砥石台がついていることで、滑らないだけではなく高さが出るために包丁を研ぐ姿勢が楽になり、研ぎやすくなるのです。
そのため、初めて砥石を購入する方は砥石台がついている砥石を購入することをお勧めします。
砥石台と言っても研いだものを溜めてくれたりといろいろな台がありますので、使いやすさや必要性を考えた上で購入を決めて下さい。
砥石の人気おすすめランキングトップ10
人気でおすすめの砥石を10選紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
第1位 シャプトン 刃の黒幕
シャプトン 刃の黒幕の仕様・製品情報
メーカー | シャプトン |
サイズ | 210×70×15mm |
重量 | 約45g |
搭載機能 | ♯1000/セラミック砥石 |
シャプトン 刃の黒幕をおすすめする理由
- 少量の水でもきれいに研ぐことができます。
- 研ぐ時間が短くても切れ味はしっかりと復活します。
- ケースが砥石を置く台になります。
シャプトン 刃の黒幕の評価とレビュー
使いたいときにすぐ使えます。
砥石は水で濡らしてから使うものが多いのですが、こちらの砥石は少量の水で包丁を砥ぐことが出来るので、使いたいときにすぐ使うことができます。
というのも、水を必要とする砥石の中には使用する前に少しの間水に付けておかなければ行けないものがあるのです。
そのような砥石の場合は使う前の準備に時間が掛かるために少し手間がかかります。忙しい主婦はそのようなちょっとした時間でさえ面倒に感じることでしょう。
その点、こちらの砥石はすぐ使えますし、口コミの評価もとても高いのでおすすめです。
第2位 Hiveseen 砥石 両面砥石
Hiveseen 砥石 両面砥石の仕様・製品情報
メーカー | Hiveseen |
サイズ | 180x60x30mm |
重量 | 約700g |
搭載機能 | ♯1000/♯4000 |
Hiveseen 砥石 両面砥石をおすすめする理由
- 素人でも職人でも使えます。
- イラスト付きの説明書がついています。
- 両面が砥石になっています。
Hiveseen 砥石 両面砥石の評価とレビュー
本格的な砥石です。
砥石の価格は幅が広いためにどのようなものを購入したらいいのか?と疑問になります。
こちらの砥石は比較的価格が低いタイプで購入しやすいです。しかし、素人だけではなく職人の方も使えるような本格的な砥石になります。
そのため、しっかりと包丁を砥ぐことが出来ますし、家庭用には十分すぎるのです。
初めて砥石を購入する方は使い方がわからずに不安になることもあるとは思いますが、こちらの砥石の説明書にはイラスト付きで説明されています。
初めての方にも優しい心遣いが嬉しいですね。
第3位 Xpassion 砥石 両面砥石
Xpassion 砥石 両面砥石の仕様・製品情報
メーカー | Xpassion |
サイズ | 約19.9 x 7.4 x 3.9 cm |
重量 | 約730g |
搭載機能 | ♯1000/♯6000 |
Xpassion 砥石 両面砥石をおすすめする理由
- 両面を使うことができます。
- 着脱式のゴムが付いておりすべり止め効果があります。
- 砥石自体のケアがとても楽です。
Xpassion 砥石 両面砥石の評価とレビュー
用途によって使い分けができる砥石です。
砥石と一言に言っても番手が違うことで砥石の意味も違ってきます。
こちらの砥石は両面で番手が♯1000と♯6000と2種類あるので、用途によって使い分けることが出来るのです。
例えば刃が欠けている場合、初めから番手数が高いもので研いでしまうと時間がかかります。しかし、こちらの砥石であればまず♯1000の面で研いである程度、刃が揃ってきたさいに♯6000で研ぐことで綺麗に刃を研ぐことが出来るのです。
1つの砥石で2役あることで買い足す必要がないですし、研ぐものによって分けることが出来るのはとても素敵な工夫だと感じました。
第4位 至れり尽くせり6セット
至れり尽くせり6セットの仕様・製品情報
メーカー | アズキホーム |
サイズ | 約18 x 6 x 3 cm |
重量 | 約1.69㎏ |
搭載機能 | ♯400/♯1000/♯3000/♯8000 |
至れり尽くせり6セットをおすすめする理由
- 砥石が2個セットになっています。
- 補助具がついています。
- 包丁以外の刃も研ぐことができます。
至れり尽くせり6セットの評価とレビュー
初心者でも使いやすい砥石です。
砥石で包丁を研いだことがない方は、砥石に対して包丁の角度をどれほどにしたら綺麗に研げるのか?という疑問が出てきます。
しかし、こちらの砥石は補助具が付いており、包丁を研ぐ際に包丁に補助具を付けることで適切な角度で包丁を研ぐことが出来るのです。
また、補助具がついているからこそ、包丁に直接手を触れることがないので、危険性がとても低くなります。
砥石を使ったことがない方はこちらの砥石のセットのように補助具がついているものがおすすめです。
第5位 貝印 KAI コンビ 砥石セット
貝印 KAI コンビ 砥石セットの仕様・製品情報
メーカー | 貝印 |
サイズ | 254×95×56mm |
重量 | 約735g |
搭載機能 | ♯400/♯1000 |
貝印 KAI コンビ 砥石セットをおすすめする理由
- 包丁メーカーが考えた砥石です。
- 台がしっかりしており安定した状態で研ぐことができます。
- 台に研ぎ汁が溜まるので周りを汚さないですみます。
貝印 KAI コンビ 砥石セットの評価とレビュー
包丁を知り尽くした人が作った砥石です。
こちらの砥石は包丁をつくっているメーカーが作っています。だからこそ、包丁を砥ぐにはどのようなポイントが必要となるのか?という視点で作っているのです。
そのため、砥石の質がいいだけではなく、包丁を砥ぐことに集中ができるように、台にまで工夫がされています。
台がついている砥石はたくさんありますが、台があったとしても滑ってしまうことがあるのです。その点、こちらのメーカーは砥石についての研究をしっかりとしているので、安定感が強く、包丁を綺麗に研ぐことができますよ。
第6位 研ぎ石 万能砥石スタンド
研ぎ石 万能砥石スタンドの仕様・製品情報
メーカー | バリイチゴ屋 |
サイズ | 約29 x 8 x 7.8 cm |
重量 | 約1.56㎏ |
搭載機能 | ♯5000/台が調節可能 |
研ぎ石 万能砥石スタンドをおすすめする理由
- 砥石の台が調節可能です。
- こちらの砥石1つで荒研ぎから仕上げ研ぎまで出来ます。
- ゴム台が3つ付いていて安定感が抜群です。
研ぎ石 万能砥石スタンドの評価とレビュー
いろいろな砥石を持っている方におすすめです。
砥石は番手がいろいろあるため、複数の砥石を持っている方がいます。そのような方は砥石の大きさが違うと台が合わずに研ぎにくさを感じている方は多いです。
しかし、こちらの砥石についている台はサイズを調節することが出来るので、いくつかの砥石を持っている方にはとてもお勧めします。
砥石は包丁を砥ぐために、砥石がずれたり安定感がないと危険なので、研ぐうえで安定感はとても大切なポイントとなるのです。
そのため、こちらのようにサイズ調節できる台がついている砥石はとても重宝されます。
第7位 高級刃物用砥石 標準型
高級刃物用砥石 標準型の仕様・製品情報
メーカー | キング砥石 |
サイズ | 207mmx66mmx34mm |
重量 | 約953g |
搭載機能 | ♯1000 |
高級刃物用砥石 標準型をおすすめする理由
- 砥石が硬く長く使うことができます。
- プロも使っています。
- ボロボロになった包丁も綺麗にできる可能性が高いです。
高級刃物用砥石 標準型の評価とレビュー
適度な硬さの砥石です。
砥石はいろいろな硬さがあります。包丁によっては柔らかいものを好む方もいるかもしれませんが、あまりにも柔らかすぎると包丁を砥いでいる間に砥石の方がダメージを受けてしまうこともあるのです。
それでは、包丁を綺麗に研ぐことができませんので、砥石自体がしっかりとしたものである必要があります。
こちらの砥石は硬いので、包丁を何回研いでもダメージを受けにくいと言われているのです。そのため、一度購入すればしばらくの間は購入せずに使うことができますよ。
長く持つ砥石は嬉しいですね。
第8位 大谷砥石 超仕上砥石
大谷砥石 超仕上砥石の仕様・製品情報
メーカー | 大谷砥石 |
サイズ | 約20.5 x 7.5 x 2.5 cm |
重量 | 約998g |
搭載機能 | ♯8000 |
大谷砥石 超仕上砥石をおすすめする理由
- しっかりとした砥石です。
- 木材の台がとてもしっかりして安定感があります。
- 台と砥石が接着されているのでずれません。
大谷砥石 超仕上砥石の評価とレビュー
砥石自体の質がいいです。
砥石自体のサイズはいろいろありますが、小さいと収納しやすいというメリットはあります。しかし、小さすぎると少し欠けただけで使い物にならないというデメリットもあるのです。
その点、こちらの砥石は大きめで厚さもしっかりとあるために、安定感もありますし、長期間使うことができます。
また、砥石の質も高く均質で高い粒度なので、初心者など包丁を研いだ経験がない方でも綺麗に研ぐことが出来るのです。
また、砥石と台が接着されているので、砥石と台がずれることもなく最後まで研ぐことができます。
第9位 両面ダイヤモンド砥石
両面ダイヤモンド砥石の仕様・製品情報
メーカー | kinlight |
サイズ | 15.5×6.5×1 cm |
重量 | 約340g |
搭載機能 | ♯400/♯1000 |
両面ダイヤモンド砥石をおすすめする理由
- 硬い素材にも対応できます。
- 摩耗につよいです。
- ケース付きで収納しやすいです。
両面ダイヤモンド砥石の評価とレビュー
どのような包丁でも研ぐことができます。
包丁によっては砥石よりも固くて上手に研ぐことができないことがあります。しかし、こちらの砥石はダイヤモンドでできているので、ほとんどの包丁を砥ぐことが出来るのです。
また、包丁といってもたくさんの種類がありますが、家庭にあるような包丁であればほとんど研ぐことができます。
いろいろな包丁を砥ぐことができ、砥石自体も両面で番手数が違うので用途によって分けることが出来るのです。
また、収納のしやすいデザインとなっているので、収納する場所を選ばないところもおすすめポイントになります。
第10位 Uverbon 包丁研ぎ器
Uverbon 包丁研ぎ器の仕様・製品情報
メーカー | Uverbon |
サイズ | 約27.8 x 15.8 x 7.2 cm |
重量 | 約780g |
搭載機能 | ♯120/♯320/♯600/♯1200 |
Uverbon 包丁研ぎ器をおすすめする理由
- 砥石が4本ついています。
- スムーズに研ぐための研ぎ機がついています。
- 初心者でも使いやすい砥石です。
Uverbon 包丁研ぎ器の評価とレビュー
包丁以外にも砥石を使いたい方におすすめです。
包丁を砥ぐことが目的で砥石を探しているのかもしれませんが、欲を言えばハサミなどの違うものも研ぎたいと思っている方もいます。
こちらの砥石のセットは種類が違う砥石が4本ついているので、いろいろな刃を砥ぐことができます。
また、種類が多いからこそ、刃が欠けてしまったり、切りにくくなったりといろいろな症状に合わせて使い分けることが出来るのです。
刃の状態に合わせて砥石を使い分けることによって、砥石も包丁も長持ちしてくれます。
まとめ
砥石はものによって番数が違うため、購入する際に必要な番数を必ず調べるようにしましょう。
また、初心者の方であれば台がついていて安定しているものや、砥石がいくつか入っていて刃の状態によって砥石を変えられるものを選ぶようにしてください。
あまりないかもしれませんが、時には包丁が欠けてしまう可能性もあります。そんな時に砥石をきちんと用意しておけば慌てる心配もいらないのです。
あなたが必要としている番数はどれくらいなのか?収納できるためにサイズはどれくらいなのか?と考えた上で購入してください。