「ストライダー」という乗り物をご存知でしょうか。ストライダーは世界中の子供たち200万人に愛用されているランニングバイクです。
遊びながら運動能力を向上させることができるので大変人気の商品です。
「ストライダー」が気になっていた方も初めて聞いたと言う方も、この記事でメリット・デメリット、オススメ機種などを紹介いたしますのでぜひ参考にして下さい。
そもそもストライダーとは?
ストライダーとは、創業者が小さな一人息子が乗れるように市販のバイクの余計なものを取り外し、徹底的に軽く扱いやすく改造したことが始まりとなり商品化された乗り物です。2007年にアメリカで発祥したストライダーは2009年に日本で販売が始まり、徐々に知名度をあげて広まってきました。
ストライダーの見た目はペダルやブレーキの無い自転車で、足で地面を蹴って走らせるので「キックバイク」や「ランニングバイク」と呼ばれることもあります。
発祥が「小さな息子」のためであったことで分かるように、幼い頃から乗れる乗り物としておすすめで、楽しみながらバランス感覚や足の筋力をつけるのにとても有効な乗り物おもちゃです。
ストライダーは何歳から乗れるの?
ストライダーの対象年齢は1歳半からです。
少し前までは対象年齢は2歳からとされていましたが、9年間の販売検証によって世界基準と同様1歳半からと変更され、より小さいお子さんでも楽しめるようになりました。
ストライダーの価格帯はいくらくらい?
ストライダーにもいろいろ種類がありますが、定番のもので12000円~15000円ほどです。
他にも超軽量型のタイプだと22000円ほど、ペダルを装着することができて長く使用できるタイプだと26000円ほどになります。
付属のパーツや機能によって価格は異なるのでお子さんに合ったものを選びましょう。
ストライダーの魅力とは?
ストライダーの魅力をご紹介します。
ここでは
- 自転車が楽に乗れるようになる
- 運動神経の向上にも!
の2つをご紹介します。
自転車が楽に乗れるようになる
ストライダーは言わばペダルとブレーキの無い自転車です。足で地面を蹴ることで進むため、遊んでいるだけで足の筋力は発達します。
そして、前に進む際には転ばないように自分でバランスをとることになるので自然と自転車に乗るときの感覚が身につくのです。
もちろん個人差はありますが、口コミでも自転車の練習はほとんど苦労せず乗れるようになったと言う声が多いのもストライダーで「足の筋力」と「バランス感覚」を身につけることができたからと言えますね!
運動神経の向上にも!
前述したとおりストライダーはお子さんの「脚力」と「バランス感覚」を養うのに効果が期待できるといえます。
運動神経は5歳までに8割ができ上がると言われていますが、ちょうどこの期間にストライダーで身体を思い切り動かすことで運動能力を伸ばしてくれることでしょう。
実際に使用している口コミを見ても、「足が速くなった」「体幹が鍛えられ、不安定な場所でも転ばなくなった」「身体の動かし方が上手くなり、マット運動や鉄棒が得意になった」等の声が目立ちます。
もちろんお子さんによって向き、不向きや効果の度合いは違いますが参考にしてみて下さい。
普通の自転車とストライダーの違い
普通の自転車とストライダーの違いをご紹介します。
違いを簡単にまとめると
- ストライダーにはブレーキがない!
- ストライダーにはペダルもない!
の2つです。
ストライダーにはブレーキがない!
ストライダーにブレーキが無い理由は、2~3歳児にブレーキレバーを握る握力がないためです。
また、もし握力があったとしても直感的にレバーを握ってストライダーを止める操作はまだ難しいからだそうです。
ブレーキがないことによるメリット
軽量化することでお子さんが危険を感じ、反射的に足で止まろうとした時にしっかり止まれるようになっています。
また、ブレーキワイヤーも無いのでハンドルが360度回転し、転倒時にハンドルがロックしてしまうことが無いので、ハンドルバーによる衝撃を逃してくれます。
ブレーキがないことによるデメリット
足でしっかり止まれるとは言ってもスピードに乗ってしまうと足の力だけですぐに止まるのは難しいです。
また、地面と激しく擦れるせいで靴の消耗が激しくなったり足を怪我してしまうリスクも高いように感じます。
ストライダーにはペダルもない!
ストライダーにペダルが無い理由は、ブレーキと同様に幼児の脚力では操作しづらいためです。
ペダルがないことによるメリット
ブレーキが無いメリットと同様、ペダルが無いため軽量化を実現しています。
ストライダーは3.0kgの軽量設計!だからこそコントロールしやすく、楽しめる程度のスピードが出ます。
ペダルがないことによるデメリット
ストライダーは地面を蹴るだけで進めるので、自転車に移行した時にペダル操作に苦労するお子さんもいるようです。
ストライダー乗車時の注意点
ストライダーで遊ぶ際に注意点をご紹介します。
ここでは
- ヘルメットは必ず着用
- 親御さんは目を離さないで
- 公道は走らない
の3ポイントをご紹介します。
ヘルメットは必ず着用
ストライダーに乗っていて、万が一バランスを崩して転倒した時にまず守らなければいけないのが頭です。
ヘルメットは必ず着用させて下さい。お子さん用の可愛いデザインのものがたくさん販売されているので、本人の気に入ったものを選ばせてあげるなどすると、自分で進んでヘルメットを着用してくれるかもしれませんよ。
また、ストライダー用ヘルメットに関して詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
【人気ブランドは?】ストライダー用ヘルメットの選び方と人気おすすめ10選
親御さんは目を離さないで
安全な場所であると思っていても、夢中で遊ぶお子さんはいつ道路に飛び出してしまうか分かりません。いつでもどこでも危険は潜んでいます。
お子さんがストライダーに乗っている際は必ずそばで見てあげて下さい。
子供用の遊具だからと安心せず、車輪が付いているものに乗せているということを忘れないで下さいね。
公道は走らない
ストライダーは自転車とは違い、道路交通法上「遊具」に該当するため公道を走ることはできません。
まだ交通ルールの分からない小さなお子さんが乗るものなので大人が十分注意しましょう。
また、公道に限らず坂道や水辺、階段、人通りの多い場所などの危険が予測できる場所は走らせないようにしましょう。
ストライダーの人気おすすめモデル5選
人気でおすすめストライダーモデルを5選紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
キッズ用ランニングバイク STRIDER (ストライダー) クラシックモデル
キッズ用ランニングバイク STRIDER (ストライダー) クラシックモデルをおすすめする理由
- 価格を抑えて購入できます。
- カラーは4色展開されています。
- 付属品が不要な方に最適です。
キッズ用ランニングバイク STRIDER (ストライダー) クラシックモデルの評価とレビュー
ストライダーの定番商品です。
他のキックバイクに比べストライダーは価格が少々高めです。できるだけ価格を抑えたい方はこちらのクラシックモデルが最適です。
付属品がついていないシンプルな商品なので価格が抑えられています。
シートが硬質プラスチック製であったり、フットステップがなかったり…という点が気になるようであれば全国各地でストライダージャパンが主催する体験会などがあるので、試乗してから決めるのがおすすめです。
ストライダー 12インチ スポーツモデル
ストライダー 12インチ スポーツモデルをおすすめする理由
- 足の置き場が広くなるフットレスト付です。
- カラーは7色展開されています。
- XLロングロングシートポスト付きです。
ストライダー 12インチ スポーツモデルの評価とレビュー
乗りやすさ抜群のモデルです。
前に紹介したクラシックタイプに比べて、シートにクッション性があり、標準装備として4~5歳用のXLロングシートポストが付いてくるので身長が伸びても安全に遊ばせることができます。
さらにハンドルバーパットも最初から付いています!多少価格は上がりますが長く遊ばせたいなら付属パーツもばっちりのこちらのタイプがおすすめです。
キッズ用ランニングバイク STRIDER PRO ストライダー プロ
キッズ用ランニングバイク STRIDER PRO ストライダー プロをおすすめする理由
- ストライダーの中でも特に軽量モデルです。
- アルミ製で錆びにくいです。
- シンプルでスタイリッシュなデザインです。
キッズ用ランニングバイク STRIDER PRO ストライダー プロの評価とレビュー
超軽量ボディのストライダーです。
ストライダーの中でも最軽量モデルで、軽量アルミでできています。
重さはわずか2.5kg!クラシックモデルやスポーツモデルに比べ、価格は上がってしまいますが、小さなお子様でも持ち運びしやすく、転倒してもすぐに自分で車体を持ち上げることが可能です。
また、扱いやすさも抜群です!付属品にはXLロングポスト、フットステップ、ナンバープレート、ハンドルバーパットの4点が付いていて充実の商品となっています。
ストライダー ベイビーバンドル
ストライダー ベイビーバンドルをおすすめする理由
- 0歳児から使用できます。
- ストライダーは付属パーツも豊富なスポーツモデルです。
- 赤ちゃんが遊びながら運動能力を伸ばせる乗り物です。
ストライダー ベイビーバンドルの評価とレビュー
つかまり立ちが出来たら遊べるストライダーです。
通常のストライダーの対象年齢は1歳半からですが、こちらの商品はスポーツモデルにロッキングベースが付いたセットになっており0歳児から使用可能です。
台座に専用ボルトでストライダーを固定した状態で使用します。
ゆらゆら揺れるので赤ちゃんの好奇心を刺激し、遊ぶことで歩くためのバランス感覚や筋力を養うのに効果的です。
もちろん台座から取り外せば通常のストライダーとして遊べます。
ストライダー 14X
ストライダー 14Xをおすすめする理由
- ランニングバイクとペダルバイク、2つのモードで遊べます。
- ペダルの着脱は簡単3分!
- 14インチなのに軽量設計です。
ストライダー 14Xの評価とレビュー
ペダルをつけられるストライダーです。
価格は上がりますが、2台分の機能を備えたバイクです。このストライダーには着脱式ペダルユニットが搭載されているので、ファーストペダルバイクとしても使用できます。
タイヤは14インチと、通常のストライダーより大きく対象年齢は3歳半から7歳に設定されています。
「ブレーキ操作」と「両足を地面から離して走行」ができたらペダルバイクへの移行時期です。
付属の工具でペダルは簡単に着脱できるので、お子さんの成長に合わせて使い分けましょう。
まとめ
今回はストライダーについて紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
ストライダーは小さなうちから身体をいっぱい使って楽しめる乗り物です。レースなども定期的に開催されているので、参加してみるのも親子共にいい経験になると思いますよ。
また、運動嫌いな子や、身体を動かすのが苦手な子には着せ替えコンテンツやカスタムパーツなどで自分だけのオリジナルの1台を作成して愛着を持ってもらうのもおすすめです。