自宅でもゲームセンターと同じ感覚でゲームを楽しみたいならアケコンを導入するのがおすすめです。
複雑なコマンド操作を正確に素早く行うことができるので、格闘ゲームファンの間では必須アイテムともなってきています。
そこで今回、そんなアケコンの特徴や選び方をご紹介します。
使用しているハードやゲームによっておすすめ商品が変わってきますので、ご自身のニーズに合ったアケコンを見つけてくださいね。
アケコンの基本情報
ゲームセンターと同じ感覚でプレイできるアケコンは、複雑なコマンド操作が必須の格闘技ゲームファンの間でニーズが高いです。
ここでは、アケコンの魅力についてまとめていきます。
そもそもアケコンとは?
そもそもアケコンとは、アーケードコントローラーの略称です。
アーケードスティックやファイティングスティックともいわれます。
家庭用ゲーム機やPCでゲームをするときに使う周辺機器で、ゲームセンターのゲーム機のようにスティック状のレバーと数個~10個程度のボタンが付いている製品が多いです。
家庭用ゲーム機に付属しているコントローラーとの違いは、操作性です。
ボタン操作よりも操作性の良いレバーと、複雑なコマンド操作がしやすいように工夫された大きめのボタンで、素早くコントロールできます。
アケコンの魅力
ここでは、アケコンの魅力についてわかりやすくご紹介します!
ゲームセンターにいるような感覚を味わえる!
アケコンは、まるでゲームセンターにいるような臨場感を味わえるのが魅力の一つです。
ゲームセンターのボタン配置と同じになるように設計されているものや、ボタンを押すときの音や押し具合もゲームセンターのボタンとほぼ同じになっています。
もし、操作音が煩くて家族や近所に迷惑をかけそうな場合は制音タイプを購入するといいでしょう。
対戦系ゲームの操作性の向上
対戦系ゲームでは、的確なコマンド操作が必要になります。
ボタンの同時押しや素早く正確にボタンを押すには、普通のコントローラーではどうしても限界があります。
その点、操作性の良いアケコンなら、スピーディーに複雑なコマンド操作が出来ます。
特に、レバーがあるのとないのとでは操作の快適性が全然違います。
アケコンの価格帯
アケコンの価格帯は1.5万円~2.5万円ぐらいに集中しています。
安いものだと1万円を切る製品もありますし、プロ仕様のハイエンドモデルになると4万円を超えることもありますから、使用感などの好みだけでなく、性能と価格のバランスを見比べて選ぶといいでしょう。
アケコンの選び方
ここでは、失敗しないアケコンの選び方をご紹介します。
以下の3ポイントをおさえておきましょう!
- アケコンの種類を知っておこう!
- 静音性が高いものがおすすめ!
- 人気メーカーの特徴も知っておこう!
アケコンの種類を知っておこう!
ひとくちにアケコンといっても色々種類があります。
形状の違いだけでも、レバーとボタンの距離によってフラット型と山形の二種類があります。
性能にばかり目が行きがちですが、物理的な大きさや見た目も結構重要なので、好みのものを選んでくださいね。
レバーとボタンの距離が近いフラット型
出典:amazon.co.jp
タイトー系列の2D格闘ゲームに採用されているのが、レバーとスティックの距離が近いフラット型です。
フラット型と呼ばれるのは、ボタンの配列がまっすぐだから。
左から3番目のボタンから右のボタンが二列に真っ直ぐ配列されています。
レバーとボタンの距離が遠い山型
出典:amazon.co.jp
バンダイナムコ系の鉄拳シリーズなどは、レバーとスティックの距離が遠めの山型を採用しています。
こちらは、二列のボタンが並列山型に配置されています。
フラット型と山型のどちらがいいかは、自分がよくプレイするゲームがどちらかということに尽きます。
どちらもプレイするという場合は、自分の手になじむのはどちらかという点で決めるといいでしょう。
静音性が高いものがおすすめ!
ゲームセンターのような臨場感が魅力のアケコンですが、音が響くのが難点です。
音もゲームセンター並みに出ていると考えてください。
ゲームセンターは音楽が鳴っていたり、他のゲームの音も響いているからそれほど気になりませんが、自宅だとガチャガチャ、バチバチバチーンとけっこう響きます。
本人には気持ちよくても他人にはつらいものですから住環境によっては静音設計のものを選ぶといいでしょう。
人気メーカーの特徴も知っておこう!
ここではアケコンを語る上では外せない、人気メーカーを3選ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
HORI(ホリ)
TVゲーム周辺機器の老舗メーカーです。
老舗だけあって、機能のバランスがよく、コストパフォーマンスの良い製品を生み出しています。
確かな技術で、品質にも定評があります。
デザインもシンプルな製品が多く、ごちゃごちゃしたデザインが嫌という人におすすめしたいメーカーです。
代表的な製品は「リアルアーケードProシリーズ(RAPシリーズ)」です。
プロにも初心者にも使いやすいと評判になっています。
非常に軽量で価格も手ごろな「ファイティングスティックmini」も人気です。
Razer(レイザー)
Razer(レイザー)は、ゲーム周辺機器だけでなく、キーボードやマウスなどのPC周辺機器を広く扱っています。
Razerのアケコンは、レバーやボタンを自分好みにカスタマイズできることで人気があります。
天板をあけると、カスタマイズしやすいように内部は広く作られていることが分かります。
さらに、底はハニカム構造でどこでもねじ止めができるように工夫されています。
簡単にカスタマイズできるということは、メンテナンス時も部品取替えが容易ということです。
こだわりのアケコンを長く使いたいならRazerがおすすめです。
最新機種は、「Razer Panthera(レイザー パンテーラ)」です。
Pantheraはイタリア語で「ヒョウ」という意味で、Razerコントローラーには何故か「Wildcat」などネコ科の動物の名前が付けられるようです。
Mad Catz(マッドキャッツ)
アメリカのサンディエゴにあるアケコンメーカーで1990年代から2010年代のアメリカを代表するゲーム周辺機器メーカーでした。
当時、ゲームのプロ梅原大吾氏がプロ契約を結んだことで有名に。
他にもプロが御用達にしていることもあり、憧れのメーカーとして挙げるゲーマーも多いようです。
ただ、Mad Catzは現在存在していませんから、新しいモデルの開発はされません。
梅原大吾氏のモデル「アーケード ファイトスティック プロ」が有名です。
アーケード ファイトスティック シリーズは、本体の形状からして異なる多彩な展開をしています。
アケコンの人気おすすめランキングトップ10
人気でおすすめのアケコンを10選紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
第10位 【PS4/PS3/PC対応】Razer Panthera (EVO 2017 優勝選手使用モデル)
Razer Panthera EVOの仕様・製品情報
メーカー | Razer |
サイズ | 451 x 167 x 310 (mm) |
重量 | 3.43kg (ケーブル除く) |
搭載機能 | トーナメントゲーミングモード搭載、Razer Mechanical Switch |
Razer Panthera EVOをおすすめする理由
- 正確な入力と高い耐久性が魅力
- カスタマイズが簡単にできるから自分仕様にできる
- トーナメントゲーミングモードで誤作動を防ぐ
Razer Panthera EVOの評価とレビュー
さすがのプロ仕様で安心感が違う
底面はラバーで滑り止め加工がされており、激しい動きにも対応してくれます。
また天板も多き目で手を乗せたときに安定感がるのもポイントが高いです。
そして、なんといっても改造を前提とした作りが魅力です。
自分好みのパーツを組み合わせて、自分だけの一台を作る楽しみがあります。
注意点としては、「RAZER PANTHERA EVO」と「RAZER PANTHERA 」とは別の商品だということです。
RPANTHERAでは、天面の開閉ができましたが、PANTHERA EVOはネジ止めになっています。
また、これまで無かったヘッドセット用の端子が加わっています。
第9位 【PS4/PS3対応】リアルアーケードPro.Premium VLX HAYABUSA
リアルアーケードPro.Premium VLX HAYABUSAの仕様・製品情報
メーカー | HORI |
サイズ | 約570mm×270mm×147mm |
重量 | 5.5kg |
搭載機能 | アサインモード搭載、ハードウェア切替機能搭載 |
リアルアーケードPro.Premium VLX HAYABUSAをおすすめする理由
- タッチパッド操作を要するゲームにも対応
- 高いメンテナンス性で安心
- なめらかな入力が出来る設計で疲れにくい
リアルアーケードPro.Premium VLX HAYABUSAの評価とレビュー
まるでゲームセンターにいるような臨場感を味わえる
重量のある大きめの本体で、安定性は抜群です。
膝置きではなく、机に置いて使いたい人向けのアケコンといえます。
ハードウェア切替スイッチを備え、PlayStation4とPlayStation3の両方で使用することができます。
また、アサインモード搭載で、ボタンの割り当てもカスタマイズでき、遅滞もなく非常に良い商品です。
さすがプロ仕様といったところですが、その分高額です。
第8位 Mayflash ジョイスティック F300
Mayflash ジョイスティック F300の仕様・製品情報
メーカー | May Flash |
サイズ | 295×225×117㎜ |
重量 | 2.02 Kg |
搭載機能 | ボタンごとに設定できる連射機能、操作レバー切替機能を搭載 |
Mayflash ジョイスティック F300をおすすめする理由
- 軽くて小さいから膝置きに最適
- カスタマイズに最適な三和電子ボタンとレバーに対応
- 安いのにほぼ全てのハードで使える
Mayflash ジョイスティック F300の評価とレビュー
androidを含めほとんどすべてのゲーム機で使える!
小さめボディ、軽量、丸みのあるデザインとコンパクトで威圧感のないデザインです。
存在感があり過ぎるアケコンを置きたくないという人に選ばれています。
小さなボディからは想像できない優秀さも兼ね揃えています。
ほぼすべての家庭用ゲーム機で使え、Androidにも対応しているのでスマホやタブレットに繋げて使うことができる汎用性は魅力です。
また、三和電子ボタンとレバーに対応しているため、カスタマイズも簡単にできます。
第7位 Mayflash ジョイスティック F500
Mayflash ジョイスティック F500の仕様・製品情報
メーカー | May Flash |
サイズ | 419 x 292 x 149 mm |
重量 | 2.98 Kg |
搭載機能 | ステレオヘッドフォン・マイク端子 |
- 9.おすすめ理由1 Nintendo Switchにも対応
- 10.おすすめ理由2 ファイティングゲームに最適の三和電子のボタンやレバーにも対応
- 11.おすすめ理由3 ステレオヘッドフォン・マイク端子も搭載!
Mayflash ジョイスティック F500の評価とレビュー
PS4・PS3・XBOX・AndroidだけでなくNintendo Switchにも対応
同シリーズのMayflash ジョイスティック F300では軽すぎる、幅が足りないという人におすすめしたいのがこちらのF500モデル。
基本的な仕様はほとんど変わらず、PS4、PS3、XBOX ONE、XBOX360、XBOX ONE X、パソコン、アンドロイド、スイッチ、ネオジオミニと互換性があります。
F500も、三和電子ボタンとレバーに対応しているため、カスタマイズやメンテナンスが簡単にできます。
第6位 Qanba Obsidian Joystick
Qanba Obsidian Joystickの仕様・製品情報
メーカー | Qanba |
サイズ | 461 x 266 x 121 mm |
重量 | 3.0kg |
搭載機能 | システムスイッチ (PlayStation 4 / PlayStation 3 / PC)、TURBOボタン(LEDインジケーター付き)、ロック・アンロックボタン、 LED発光モード切替ボタン(LEDインジケーター付き) |
Qanba Obsidian Joystickをおすすめする理由
- 三和電子ボタンとレバーを採用しているからゲームセンターと同じ使い心地
- ブラック×シルバーのボディがクール
- パームレスト部分に手首が滑りにくいブラスト加工がされており、使いやすい
Qanba Obsidian Joystickの評価とレビュー
クールな印象と操作性能の良さで人気
いい意味で標準的なアケコンです。ゲームセンターと同じ感覚でプレイしたい人に向きます。
三和電子製レバー、ボタンを採用していて操作性能が良く、プロのゲーマーはもちろん、ハードユーザーを中心に人気があります。
価格は高めですが、操作性能やメンテナンスのことを考えれば納得です。
システムスイッチを切り替えるだけで、PlayStation4、PlayStation3 、PCに対応できます。
人気プロゲーマー「ときど」が使用しているモデルと同型のハイエンドモデルです。
第5位 ファイティングスティックmini
ファイティングスティックminiの仕様・製品情報
メーカー | HORI |
サイズ | 210×150×87mm |
重量 | 0.5kg |
搭載機能 | Vカットハウジングカム構造採用 |
ファイティングスティックminiをおすすめする理由
- B5サイズ以下のコンパクトサイズ
- 小さいのに快適なのはさすがHORI
- 無駄な機能を排して低価格
ファイティングスティックminiの評価とレビュー
小さいのにすごいヤツ
アケコンの常識を覆すB5サイズ0.5Kgのコンパクトボディーながら、滑り止めのおかげかズレて使いにくいということは少なく、快適な操作性をもちます。
コンパクトで軽くするために機能は最小限に抑え、ライトバー、タッチパッド機能、振動機能、ステレオヘッドホン/マイク端子、モーションセンサー機能などは搭載されていません。
しかし、アケコンの命ともいえるレバーの操作性や耐久性は追求しています。
とにかくコンパクトなアケコンが欲しいという人におすすめです。
第4位 Qanba Drone クァンバ ドローン アーケード ジョイスティック
Qanba Drone クァンバ ドローン アーケード ジョイスティックの仕様・製品情報
メーカー | Qanba |
サイズ | 326 x 221 x 115 mm |
重量 | 1.25㎏ |
搭載機能 | Qanba自社製ジョイスティックレバー(8方向ガイドプレート採用、5PINコネクター接続) |
Qanba Drone クァンバ ドローン アーケード ジョイスティックをおすすめする理由
- 軽量コンパクトで場所を取らない
- リーズナブルでカジュアルユーザーにぴったり
- 小さくても35レバーと30mmボタン8個のレイアウトは保持
Qanba Drone クァンバ ドローン アーケード ジョイスティックの評価とレビュー
コンパクトモデルながら操作性は保持
ビギナープレイヤー向け開発された最新機の廉価版ながら、本格的なアケコンとの違和感なく使えるように、35レバーと30mmボタン8個のレイアウトは保持しています。
もちろん、Obsidianとおなじく、パームレスト部分に手首が滑りにくいエンボス加工、底面に滑り止めマットが張られているので改定期に操作できます。
対応機種も、PlayStation4 、PlayStation3、PCと申し分ありません。
安くて使い勝手がいいアケコンが欲しいという人におすすめです。
第3位 リアルアーケードPro.N HAYABUSA for PS4 PS3 PC
リアルアーケードPro.N HAYABUSA の仕様・製品情報
メーカー | HORI |
サイズ | 430×270×120mm |
重量 | 2.9kg |
搭載機能 | スライド式ボタンカバー、タッチパッド機能搭載、スティック切替機能、アサインモード(ボタン機能切替)機能 |
リアルアーケードPro.N HAYABUSAをおすすめする理由
- おすすめ理由1 天板広めで安定した操作ができる
- おすすめ理由2 バランスが良くユーザーを選ばない作り
- おすすめ理由3 欠点が見つからないほどよくできている
リアルアーケードPro.N HAYABUSAの評価とレビュー
広い天板で安定感抜群
同時期に発売された同じHOLI製の「リアルアーケードPro.N」と「リアルアーケードPro.Vシリーズ」。
リアルアーケードPro.Vシリーズとの主な違いはボタンの配置と大きさです。
フラット型が好みならVシリーズ、山型配置が好みならリアルアーケードPro.Nを選びましょう。
また、リアルアーケードPro.Nは、Vシリーズに比べてボタンが低めになっています。
第2位 ファイティングエッジ 刃 for PlayStation (R) 4/PC
ファイティングエッジ 刃の仕様・製品情報
メーカー | HORI |
サイズ | 475mm x285mm x115mm |
重量 | 3.5㎏ |
搭載機能 | HAYABUSAユニット搭載、アサイン機能、トーナメントモード、タッチパッド機能搭載 |
ファイティングエッジ 刃をおすすめする理由
- 遅延が最も少ないアケコン
- 大会での誤操作を防止する「トーナメントモード」搭載
- 連射機能がある
ファイティングエッジ 刃の評価とレビュー
闘うためにつくられたアケコン
「闘うための刃」をコンセプトに作られた、HORIのハイエンドクラスです。
山型配置のハイクラスアケコンが欲しいという人におすすめしたいアケコンです。
連射機能があるので、シューティングゲームをするのにも向いています。
とにかく大きいので、膝に置いて使うのは難しいですが、机置き派なら安定感があって使いやすいです。
第1位 リアルアーケードPro.V HAYABUSA ヘッドセット端子付き for PS4 PS3 PC
リアルアーケードPro.V HAYABUSAの仕様・製品情報
メーカー | HORI |
サイズ | 430×237×114㎜ |
重量 | 2.2Kg |
搭載機能 | HAYABUSAスティック・ボタン搭載、アサインモード(ボタン機能切替)機能、連射/連射ホールド機能 |
リアルアーケードPro.V HAYABUSAをおすすめする理由
- 各種設定用ボタンを側面に配置し、大会などでの誤動作を防止
- 本体が薄く低重心設計で高い安定性
- 性能の割に安い
リアルアーケードPro.V HAYABUSAの評価とレビュー
アケコン選びで失敗したくないならこれ
性能がよく、安定しているアケコンです。
大型で、色々機能が付いている割に安く、大きな欠点も見当たらないので多くのユーザーに支持されています。
リアルアーケードPro.Nと同じく、連射機能付き。
なお、リアルアーケードPro.V HAYABUSAには、静音設計の「リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA」も販売されています。
こちらは、スペックはほぼ同じですが使用感が異なります。
まとめ
アケコンには、プロ仕様の高機能・高額モデルから、カジュアルユーザー向けのコンパクト設計モデルまで、色々なランク・仕様・価格のものが揃っています。
ついつい、スペックと価格にばかり目が行きがちですが、使用感も同じくらい大事です。
多くのメーカーでは試遊ができる店舗を設けていますから、迷ったら一度触ってみることをおすすめします。