皆さんは7.1chヘッドホンをご存じでしょうか。
7.1chヘッドホンとは、従来のヘッドホンのサイズで、立体音響を楽しむことができるヘッドホンのことです。
部屋の広さなどの環境に左右されず、どこでも立体音響で映画やゲームなどを楽しむことができるのが7.1chヘッドホンの魅力です。
そこで今回は、7.1chヘッドホンの基本情報から人気の商品紹介まで、7.1chヘッドホンの情報をお届けします。
7.1chヘッドホンの基本情報
まずは7.1chヘッドホンとは何なのかという基本情報から説明いたします。
- そもそも、7.1chヘッドホンとは?
- 普通のヘッドホンとどこが違うの?
- 7.1chヘッドホンの価格帯
そもそも、7.1chヘッドホンとは?
7.1chヘッドホンとは、5.1chヘッドホンに比べて立体感や密度感が増した音響機材です。
7.1chヘッドホンは聴覚の特性を応用することで、360度の全方向から音が聞こえてくるように感じるバーチャルサラウンド効果を体験させてくれます。
人に錯覚を起こさせるソフトウェア的な技術と言えるでしょう。従来のスピーカーと大きさもほぼ変わらないので、たくさんのスピーカーを部屋に置きたくない方や、ご家族やご近所の迷惑を考えてスピーカーを使えない方には7.1chヘッドホンがおすすめです。
普通のヘッドホンとどこが違うの?
普通のヘッドホンやイヤホンは、音が左右から聞こえるステレオと呼ばれる技術で作られた物です。
しかし7.1chヘッドホンでは、前後左右から包み込むように音が聞こえる立体音響であるサラウンドと呼ばれる技術が組み込まれた物となります。
ステレオでは味わうことのできない豊かな臨場感が7.1chヘッドホンの魅力です。
7.1chヘッドホンの価格帯
7.1chヘッドホンの価格帯についてです。安価な物では3,000円程度から販売されています。
メーカー品の無線タイプのヘッドホンだと30,000円弱はします。さらに、プロゲーマー用のモデルになると、高額な物は70,000円を超える商品も販売中。
強いこだわりがないのであれば、予算は3万円までという選び方で十分だと思います。
7.1chヘッドホンの選び方
次は7.1chヘッドホンの選び方について。7.1chヘッドホンを選ぶポイントとして、音楽や映画の鑑賞に使うのか、ゲームで使うのか等の使用用途が挙げられます。
以下で順に説明させていただきます。
- 臨場感で選ぼう!
- 好きな種類を選ぼう!
- コードの有無で選ぶ!
臨場感で選ぼう!
臨場感を表すサラウンドには、必ず5.1や7.1などと言う表記がされています。この数字をチャンネル数と呼びます。
これはスピーカーの数を表しており、このチャンネル数が高いほど左右からの音と音の奥行きが感じられ臨場感が上がります。
5.1chでは前後左右からしかわからなかった音も、7.1chではさらに後ろに2つのスピーカーを追加され、左右からの音と音の奥行きが感じられるため、音の流れがハッキリとし臨場感が上がるということです。
また、チャンネル数に必ず付いている〇.1は低音用のサブウーファーを指します。人間の聴覚は、超低音の音に対しては方向を認識できないという特徴があるため、低音だけを出すスピーカーを分離したとされています。
好きな種類を選ぼう!
次は7.1chヘッドホンの種類について。7.1chヘッドホンには様々な種類の物がありますので、各種類の特徴を以下で順に説明させていただきます。
開放型ヘッドホン
出典:amazon.co.jp
開放型ヘッドホンはメッシュなどの開放型のハウジングを採用し、ドライバーユニットの後ろから発せられる音がハウジングの外にも出るように設計されています。
音がハウジング内にこもらないため音の抜けがよく、広い音場感を出すことができ、さらに伸びのある高音も出やすい構造です。
さらにハウジングが密閉型に比べて軽いので装着感も軽快です。構造上のデメリットとして、まず音漏れが大きい点が挙げられます。
外からのノイズも聞こえてしまうため、騒がしい屋外での使用には不向きです。またユニットが大型になりがちなので、持ち運びにはあまり適していません。
密閉型ヘッドホン
出典:amazon.co.jp
密閉型ヘッドホンは樹脂や木材による密閉されたハウジングにより、ドライバーユニットの後ろから発せられる音を外部に漏らさない構造になっています。
密閉型ヘッドホンのメリットとして、まず構造に由来する遮音性があります。ヘッドホン内部の音が外部に漏れにくいですし、外からのノイズも耳に入りにくくなります。
さらに、ハウジング自体がギターでいえば胴のように共鳴するため比較的低音が出しやすい構造になります。
そのため低音が効いた迫力があるサウンドを出しやすいです。デメリットは開放型に比べると音がこもりやすく高音が出しにくい点が挙げられます。
コードの有無で選ぶ!
7.1chヘッドホンにはコードの有無によって
- どこでも使えるコードレスタイプ
- 充電のいらない有線タイプ!
の2種類あります。それぞれのメリット/デメリットを見ていきましょう!
どこでも使えるコードレスタイプ
コードレスタイプはケーブルの煩わしさを解消したい方におすすめです。
このタイプには
- マイク付きのヘッドセットタイプ
- マイクが付いていないヘッドホンタイプ
があり、ヘッドセットタイプは主にゲーム向けです。
FPSやRPGなどのゲームで立体感を意識したサラウンド設計がされています。一方、純粋なヘッドホンタイプはどちらかというと映画鑑賞向けです。
トランスミッター部に光デジタルやHDMI入力を備えており、各種サラウンド規格のデコードに対応しています。
コードレスの代償として、使用にあたり充電が必要な点がデメリットとして挙げられます。
充電のいらない有線タイプ!
有線タイプのサラウンドヘッドホンは、そのほとんどがゲームプレイを意識したヘッドセットタイプですので、ゲーム用のサラウンドヘッドホンを探している方におすすめです。
有線タイプのモデルの中では、専用のアプリなどを介してサラウンドが楽しめる3.5mmのステレオミニ入力のモデルも存在しますが、ほとんどはUSB入力のモデルであり、それらはPCやPS4などのゲーム機での使用に限定されます。
また、充電が必要ないことがメリットとして挙げられますが、コードの長さが届く中での使用を強いられるデメリットも挙げられます。
7.1chヘッドホンの人気おすすめランキングトップ5
人気でおすすめの7.1chヘッドホンを5選紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
第1位 Logicool G ゲーミングヘッドセット ワイヤレス 無線 G533
Logicool G ゲーミングヘッドセット ワイヤレス 無線 G533の仕様・製品情報
メーカー | Logicool(ロジクール) |
ヘッドホンの種類 | 密閉型 |
重量 | 349 g |
搭載機能 | 折り畳み式マイク付き、7.1ch、無線 |
Logicool G ゲーミングヘッドセット ワイヤレス 無線 G533をおすすめする理由
- ワイヤレスかつだが軽量
- 最大15mの受信距離で、音飛びや音声遅延などの心配なく楽しめるHifiサウンド
- ノイズキャンセリング仕様の折り畳み式マイク搭載
Logicool G ゲーミングヘッドセット ワイヤレス 無線 G533の評価とレビュー
コスパ最強のゲーミング7.1chヘッドホン!
この製品は、臨場感あふれる立体的な音質のオーディオ環境でありながらも軽量設計であり、音飛びや遅延の対策が施されたワイヤレスヘッドホンです。
搭載された折り畳み式マイクもノイズキャンセリング仕様のもので、PCやPS4でゲームをするのにおすすめです。
充電式バッテリーは、1回の充電で最長15時間という長時間の連続使用が可能なので、時間を気にせずに臨場感あふれる立体的な音質を楽しみならゲームに没頭できます。
第2位 ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット 開放型
ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット 開放型の仕様・製品情報
メーカー | ゼンハイザー(Sennheiser) |
ヘッドホンの種類 | 開放型 |
重量 | 358 g |
搭載機能 | 広音域に強い、7.1ch、有線 |
ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット 開放型をおすすめする理由
- 高音はとても綺麗で抜けもよく、低音もしっかり出る
- マイクブームの跳ね上げでオートミュート
- 側圧調整を可能にした2軸メタルヒンジシステム
ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット 開放型の評価とレビュー
ゲーム、音楽、映画のすべてを高いパフォーマンスで楽しむならコレ!
この製品はかなり音の良い7.1chゲーミングヘッドセットと言えます。
一般的なゲーミングヘッドセットと同様にゲームでの使用にも向いていますし、開放型であるため綺麗で抜けのいい高音も出ますので、音楽や映画鑑賞も満足に楽しむことができます。
ゲームも音楽・映画鑑賞もどちらも楽しみたい方にはおすすめです。有線モデルなので、充電は必要ありません。
第3位 ソニー SONY 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム
ソニー SONY 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステムの仕様・製品情報
メーカー | ソニー(SONY) |
ヘッドホンの種類 | 密閉型 |
重量 | 431 g |
搭載機能 | 世界初のテクノロジー、9.1ch、無線 |
ソニー SONY 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステムをおすすめする理由
- 世界初の9.1ch 3D VPT
- 音声が途切れにくいデュアルバンド無線伝送方式
- HDMIケーブルのみでテレビ接続が可能
ソニー SONY 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステムの評価とレビュー
最高の映画鑑賞のための9.1chヘッドホン!
この製品は、映画などのコンテンツを大迫力で楽しめるデジタルサラウンドヘッドホンシステムです。
世界初の9.1ch 3D VPT(Virtualphones Technology)は、映画の基本構成である5.1chに、背後の音を表現するサラウンドバックと高さ方向の表現を追加するフロントハイの4chを追加した9.1chのことであり、このサラウンド音場が立体感をより高め、大迫力のコンテンツをより臨場感豊かに再生します。
この製品はUSB充電が可能で、約3時間のフル充電で約12時間、約30分の充電で約2時間の再生が可能です。
第4位 audio-technica 密閉型サラウンドワイヤレスヘッドホンシステム
audio-technica 密閉型サラウンドワイヤレスヘッドホンシステムの仕様・製品情報
メーカー | Audio Technica(オーディオテクニカ) |
ヘッドホンの種類 | 密閉型 |
重量 | 794 g |
搭載機能 | 新技術V-ACTモード、7.1ch、無線 |
audio-technica 密閉型サラウンドワイヤレスヘッドホンシステムをおすすめする理由
- 電波干渉や障害物に強い2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式
- 省スペース設計の置くだけ充電スタイル
- 最大3台のヘッドホンを同時に使用可能
audio-technica 密閉型サラウンドワイヤレスヘッドホンシステムの評価とレビュー
どんなに大きな家でも大活躍!
この製品は値は張りますが、最大約30mの範囲での使用が可能で、自動で最適なチャンネルを探し安定したサウンドを提供してくれます。
音の帯域に応じて振動に強弱がつき、より一層の臨場感を得ることができるV-ACTモードや、オーディオの再生音質を著しく改善し、深く豊かな低音再生と共に迫力ある立体音場が体験できるSRS WOWモードを搭載。
家の中のどこにいても最高の音楽を楽しめます。また、別売の増設用ヘッドホンを2台まで接続することができますので、ご家族で楽しむこともできます。
省スペース設計の充電器に置くだけで充電ができ、1回の充電で10時間の連続使用が可能です。
第5位 ゲーミングヘッドセット ps4 ヘッドホン G7500
ゲーミングヘッドセット ps4 ヘッドホン G7500の仕様・製品情報
メーカー | Ginova |
ヘッドホンの種類 | 密閉型 |
重量 | 558 g |
搭載機能 | LED内臓、7.1ch、有線 |
ゲーミングヘッドセット ps4 ヘッドホン G7500をおすすめする理由
- 驚きの低価額
- 50mm大口径ドライバーや低反発のイヤーパッドを採用
- マイクのON/OFF、ボリュームを手元で調節できるコントローラー搭載
ゲーミングヘッドセット ps4 ヘッドホン G7500の評価とレビュー
入門用!激安ゲーミング7.1chヘッドホン!
この製品は、普通のヘッドホンよりも安価な7.1chゲーミングヘッドホンです。安価なのにも関わらず50mm大口径ドライバーが使われており、ゲーム中の足音や銃声などの音を鮮やかに再現してくれます。
通気性と柔軟性を兼ね備えた低反発イヤーパッドが使われているので、長時間の使用でも疲れません。
また、主動式ノイズキャンセリングマイクも搭載しているので、ゲーム用途には最適な製品です。有線モデルなので、充電は必要ありません。
まとめ
以上、7.1chヘッドホンについてでした。7.1chヘッドホンにも様々な種類が存在し、使用用途や使用環境に応じたモデルを選ぶために把握しておかなくてはならないこともいくつか存在しています。
しかし、7.1chヘッドホンが持つ性能によって、ゲームや音楽・映画鑑賞がさらに感動的なものになることは間違いありません。
コンテンツを楽しむための環境にこだわりたい方は是非、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。