2018年4月14日発売のCYBERNETIC HORIZONで登場したヴァレルソード・ドラゴン。
大会上位デッキには必ずといって良いほど採用されている強力なカードで、高い汎用性を誇ります。
今回はヴァレルソード・ドラゴンの徹底解説です。
ヴァレルソード・ドラゴンとは?
アニメではリボルバーが使用しており、《ヴァレルロード・ドラゴン》に続くヴァレルリンクモンスターとして登場しました。
召喚口上は
「閉ざされし世界を切り裂く我が烈風!リンク召喚!現れろ!リンク4《ヴァレルソード・ドラゴン》!」
となっています。
非常に人気が高いカードでシングル価格も高額です。
ウルトラレアとアルティメットレア仕様のもので1,800円前後、シークレットレア仕様で3,000円前後、20thシークレットレア仕様のものは10,000円を超える価格で取引されています。
ヴァレルソード・ドラゴンの種族やステータスについて
《ヴァレルソード・ドラゴン》はリンク4モンスターですが、他のヴァレルリンクモンスターと同様にリンク素材に効果モンスター3体以上を必要とします。
やや重めのモンスターではありますが、攻撃力が高く、闇属性ドラゴン族という恵まれた種族によって様々なサポートを受けられ、ヴァレットテーマ以外の活躍も可能です。
リンクマーカーは上、左、左下、下となっており、エクストラモンスターゾーンに展開すると相手メインモンスターゾーンにリンクマーカーが向いてしまうためリンクマーカーを利用されやすく、どこに展開しても最大で2か所しかリンクマーカーを活かすことができません。
戦闘破壊耐性も兼ね備えており、《星遺物-『星槍』》などのコンバットトリックにも強い反面、効果破壊やコントロール奪取に弱いため、単体での長期的な維持は向いていないと言えます。
ヴァレルソード・ドラゴンの(2)の効果について
《ヴァレルソード・ドラゴン》最大の魅力でもある2回攻撃を行う効果。
発動条件は守備表示に出来る攻撃表示モンスター1体が場に存在していればOKという非常に緩い発動条件となっており、対象とするモンスターの場所は自分や相手などプレイヤーを問いません。
2回攻撃を行うだけでなく守備表示にしてしまうことで《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》の貫通ダメージに繋げたり、戦闘による突破が行いやすくなります。
また、相手はこの効果に対して発動が出来ないというチェーン封じも行うため、高確率で表示形式の変更と2回攻撃を行う効果が通ってしまいます。
ここまで見ただけでも分かる通りかなり強力なのですが、なんとこの効果は誘発即時効果。
フリーチェーンで発動できてしまうのです。
相手モンスターの攻撃宣言時に発動を行って防御手段として発動したり、《ガガガガンマン》などの表示形式によって効果の適用を行うモンスターに対しても有効な効果となっています。
ヴァレルソード・ドラゴンの(3)の効果について
1ターンに1度しか使用することが出来ませんが、表側攻撃表示モンスターに攻撃宣言した時にそのモンスターの攻撃力の半分自己強化を行い、相手モンスターの攻撃力を半分にする弱体化を行えます。
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》や《ダーク・アンセリオン・ドラゴン》と似た効果となっており、実質的に自身の攻撃力分の戦闘ダメージが期待できます。
(2)の効果との相性はやや悪いのですが、他のモンスターで攻撃を行ったり自分のモンスターを守備表示にして2回攻撃を行うことで効果を活かせるため、相手フィールドにモンスターが存在している場合でもこのカード1枚でワンターンキルを狙うことが可能です。
ヴァレルソード・ドラゴンの注意点
非常に強力な効果を持ち、アタッカーとしては最高峰とも言える汎用リンクモンスターとなっているのですが、効果の発動を能動的に行うことを考慮すると実質的に5体ものモンスターが必要となります。
展開力に優れたデッキでなければ展開が難しいため、《精神操作》などを利用して相手モンスターを奪いつつ素材の確保を行うようなプレイングが要求されるカードと言えます。
また、自身の攻撃宣言時に守備表示にする効果の発動を行うことで《聖なるバリア -ミラーフォース-》などの攻撃反応型の罠カードを無力化することができます。
状況に応じて使い分けることで様々な場面で活躍出来る優秀な効果となっているのです。
チェーン封じを行う効果は相手ターンでの発動も行えますが、相手ターンには優先権によって相手プレイヤーに先に効果の発動を許してしまうため、プレイングには細心の注意を払いましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
登場から大人気の汎用リンク4モンスター《ヴァレルソード・ドラゴン》の解説でした。
今後も様々なカードの登場が予想されますが、3000打点の2回攻撃やチェーン封じと表示形式変更、強化と弱体化による戦闘破壊などは現状唯一無二のものとなっています。
今後も《ヴァレルソード・ドラゴン》の活躍に目が離せません!