みなさんは必須カードと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?!
昔の遊戯王の必須カードと言えばゴーズやミラフォなどが有名でしたが、時代の変化と共に必須カードも多様な変化を遂げています。
そこで今回は現代遊戯王における必須カードを11選解説を行いながらご紹介していきたいと思います!
【初級編】遊戯王必須カード4選
初心者にも優しい、遊戯王必須カード4選ご紹介します。
サイクロン
サイクロンの効果/ステータス
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
サイクロンの効果/使い方解説
2000年4月20日発売のMagic Ruler -魔法の支配者-で登場したサイクロンは、フリーチェーンの代名詞とも言える汎用破壊カードとして昔から多くのデッキで活躍してきました。
その強力さゆえに制限カードに指定されていた過去もあり、後に下位互換とも言える《ツイスター》も登場するなどその重要さが伺えます。
魔法・罠カードの破壊をノーコストで行えるため1対1のカード交換が可能となる汎用カードであり、「エンドサイク」と呼ばれるセットしたターンに速攻魔法カードや罠カードなどの発動が行えない弱点を突いたプレイングで一世を風靡しました。
現在では発動時にサーチなどの強力な効果を持つフィールド魔法カードが増えたこともあり、それらの除去手段として有効なカードとなっています。
永続魔法カードやフィールド魔法カードは効果処理時に表側表示で存在していなければ不発となるため、それらの効果の発動にチェーンして発動を行ったり、自分のターン中は手札からでも発動できる速攻魔法カードの特性を活かしてドローフェイズ中やスタンバイフェイズなどにも積極的に発動を行っていきましょう。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、10円~500円前後となっています。
サンダー・ボルト
サンダー・ボルトの効果/ステータス
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
サンダー・ボルトの効果/使い方解説
1999年3月18日発売のSTARTER BOXで登場以降、即座に制限カードに指定され、2004年以降約15年に渡って禁止カードに指定されていましたが、この度めでたく制限復帰を果たしました。
効果はシンプル且つ強力な効果で相手フィールドのモンスターを全て破壊します。
ほぼほぼ1対1以上のカード交換が見込めるためディスアドバンテージとなりにくく、ガラ空きになった相手フィールドへ直接攻撃をお見舞いするプレイングは爽快そのもの!
長い間禁止カードとなっていたことから再録は少なめですが、STARTER DECK(2019)で再録されています。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、500円前後となっています。
ハーピィの羽根帚
ハーピィの羽根帚の効果
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
ハーピィの羽根帚の効果/使い方解説
こちらも昔の遊戯王ではパワーカードの代表格だった1枚。
1999年7月8日発売の遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の付属カードでの登場だったため、PREMIUM PACK 5が出るまでの間は入手が非常に困難でした。
《サンダー・ボルト》の魔法・罠カード版となるカードであり、ペンデュラムの存在などから以前に増して活躍の場面が広がりつつあります。
対象を取らない全体破壊となる非常に強力な効果ですが、《やぶ蛇》や《スターライト・ロード》には注意しましょう。
死者蘇生
死者蘇生の効果
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
死者蘇生の効果/使い方解説
1999年3月27日発売のVol.2での登場ですが、現代の遊戯王においても必須級の性能を持つカードです。
自分だけではなく相手の墓地のモンスターまでもノーコストで完全蘇生することができます。
《アンクリボー》の登場によってサーチも可能となり、今まで以上に戦略の幅も広がりました。
注意すべきポイントは「蘇生制限」と呼ばれるルールで、召喚条件が満たされずに墓地へ送られたモンスターや召喚手段が限定されているモンスターは蘇生することができないため、プレイングに注意しましょう。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、100円~1000円前後、最も高いもので40,000円前後となっています。
【中級者編】遊戯王必須カード3選
中級者におすすめな遊戯王必須カードを3選ご紹介します。
エフェクト・ヴェーラー
死者蘇生の効果/ステータス
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
エフェクト・ヴェーラーの効果/使い方解説
2010年4月17日発売のDUELIST REVOLUTIONで登場したエフェクト・ヴェーラーは、アニメ5D’sで主人公遊星が使用していたことでも有名なカードです。
「ヴェーラー」の名前で多くのデュエリストに親しまれ、長きにわたって多くのデッキで採用され続けています。
相手メインフェイズにフリーチェーンで発動が行えるモンスターの効果無効は非常に強力なのですが、対象としたモンスターの効果を一時的に無効にするだけなので、場合によってはディスアドバンテージとなってしまう場合もあり、プレイングが重要となるカードです。
モンスターとしてもレベル1、光属性、魔法使い族、チューナーとステータスに恵まれており、各種素材やコストとしても扱いやすい1枚となっています。
後に登場した手札誘発効果を持つカードに押され気味ではありますが、まだまだ現役で戦っていけるポテンシャルは健在です。
現在の価格はレアリティによってことなりますが、100円~2,000円前後となっています。
墓穴の指名者
墓穴の指名者の効果/ステータス
速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
墓穴の指名者の効果/使い方解説
2018年1月13日発売のFLAMES OF DESTRUCTIONで登場したこのカードは登場から非常に多くのデッキで採用され、汎用カードの代表格とも言える1枚となっています。
相手の墓地のモンスター1体を除外するだけでなく、次のターン終了時まで除外したモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果の無効化という強力無比な効果を持ち、尚且つ速攻魔法カードなのでフリーチェーンで発動が行えます。
発動時のコストとして手札から捨てたり墓地へ送ったりする《エフェクト・ヴェーラー》を始めとする汎用手札誘発カードに対する対策となるカードでもあるため、デッキの枠が余った際には積極的に採用しておきたいカードです。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、600円~800円前後、最も高いもので6000円前後となっています。
神の通告
神の通告の効果/ステータス
カウンター罠(準制限カード)
(1):1500LPを払って以下の効果を発動できる。
〇モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
〇自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
神の通告の効果/使い方解説
《神の宣告》や《神の警告》で同じみの神シリーズ第4弾!2015年10月17日発売のブレイカーズ・オブ・シャドウで登場しました。
1500というお手軽ライフコストでモンスター効果の無効と破壊かモンスターの特殊召喚の無効の内、どちらか1つを選んで発動できる優れものです。
スペルスピードの都合上カウンター罠カードなのでチェーンされにくく、モンスターの特殊召喚とモンスター効果による展開や除去を多用する現代遊戯王においては強力な妨害カードとして活躍します。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、100円~1,000円前後となっています。
【上級者】編遊戯王必須カード4選
上級者におすすめな遊戯王必須カードを4選紹介します。
増殖するG
神の通告の効果/ステータス
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、
相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
〇相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
神の通告の効果/使い方解説
2011年9月17日発売のEXTRA PACK Volume 4で登場した手札誘発カードの代表格とも言える増殖するG。
手札から墓地へ送って発動を行うことで、相手モンスターの特殊召喚の度にドローを行う効果を持ちます。
特殊召喚を多用する現代遊戯王においては実質的に特殊召喚を妨害する手段として用いられ、展開の阻止を行う汎用誘発カードとして多くのデッキで採用されています。
発動時のコストは「捨てる」ではなく「送る」なので《マクロコスモス》適用下においても使用することが可能です。
カード名にあるGは明らかにゴ〇ブリなのですが、公式ではGが何か明言されていないのだとか・・・
現在の価格はレアリティによって異なりますが、1,500円~2,000円前後となっており、最も高いもので25,000円前後となっています。
灰流うらら
灰流うららの効果/ステータス
チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
〇デッキからカードを手札に加える効果
〇デッキからモンスターを特殊召喚する効果
〇デッキからカードを墓地へ送る効果
灰流うららの効果/使い方解説
9期最後のパックである2017年1月14日発売のマキシマム・クライシスで登場した灰流うららは、そのイラストや強力な効果から多くのデュエリストに支持されている人気の高いカードです。
サーチやドロー、リクルートや墓地送りを1枚で解決してしまうパワーカードとなっており、枠に余裕があるのであれば最優先に採用しておきたいカードです。
最近はこのカードの存在からデッキからカードを「置く」といった効果処理を行うカードが数多く登場していますが、墓地送りに対する妨害は現在もこのカードが主流となっています。
《増殖するG》に対する妨害カードとしても活躍しており、上級者同士のデュエルでは常にこのカードを意識したプレイングとデッキ構築が求められています。
2018年12月8日発売のストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-で再録されたため、手に入りやすくなっています。
まだ入手できていない方は早めの確保をおすすめします!
現在の価格は、レアリティによって異なりますが、1,000円~2,500円前後、最も高いもので20,000円前後となっています。
ツインツイスター
ツインツイスターの効果/ステータス
速攻魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
ツインツイスターの効果/使い方解説
2015年10月17日発売のブレイカーズ・オブ・シャドウで登場したこのカードですが、《サイクロン》の上級者向け版とも言える効果となっており、発動時に手札コスト1枚を必要として2対2のカード交換を行うことができます。
上級者同士のデュエルは墓地アドバンテージを重要視する場面も多く、手札コストとして捨てたカードを展開の起点としたり、アドバンテージに繋げることで相手フィールドの魔法・罠カードの破壊を行いながら展開を優位に運ぶことができます。
特に《魔鍾洞》を始めとする強力な効果を持つフィールド魔法カードが増えてきていることもあり、メインデッキ・サイドデッキ問わず複数枚の投入を行うデュエリストも増加中です。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、300円~1,000円前後、最も高いレアリティのもので5,000円前後となっています。
無限泡影
無限泡影の効果/ステータス
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、
さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
無限泡影の効果/使い方解説
2018年1月13日発売のFLAMES OF DESTRUCTIONでの登場で、年々採用率が高まっているカードです。
特に注目したいのが自分フィールド上にモンスターが存在しない場合には手札からも発動が行える点であり、発動タイミングの無い《エフェクト・ヴェーラー》のような使い方もできます。
セットした状態で発動を行った場合には同じ縦列の魔法・罠カードの効果の無効化も行えることから魔法・罠カードの対策も行えてしまう1枚で2役もこなせてしまうカードパワーの高い1枚です。
手札からの発動は自分のターンにも発動が行えるため、モンスターの展開を行う前やドローフェイズやスタンバイフェイズなどで発動を行い、相手モンスターからの妨害を受けずに展開に繋げることもできます。
モンスター効果の無効化を行うカードが年々増えてきていることもあって、妨害を受けにくい妨害カードとして活躍が期待できるカードです。
現在の価格はレアリティによって異なりますが、2,000円~2,500円前後となっており、最も高いもので8,000円前後となっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は初級・中級・上級に分けた必須カードについてのご紹介でした。
やはり上級者向けのカードは複雑で使うタイミングも見極めが重要なカードが多い傾向にありますが、使用するデッキとの相性によって採用するカードも異なってきます。
是非参考にしてみてください!